ストーリーの改造許可 2024/03/10

 花の粉と書いたら少しだけ優雅に感じられます。けれども実際は晴れた日に舞い散られるだけでもくしゃみが止まりません。
 来週は春コミですね!
 成瀬です。


【シャルルマーニュさん、二人目!】
 FGOはホワイトデーイベントが華やかですね。シャルルさんの着替えもそろそろ手に入りそうです。今回はどのクラスが相手でもシャルルさんが大活躍。あとはエジソンさんとわし様ことドゥリーヨダナさんを使いながら周回をしています。レアリティが四で、全体バーサーカーの男性はランスロットさんとドゥリーヨダナさんくらいみたいですね。多分。
 シャルルマーニュさんは前まで、宝具の火力が上がらないことが悩みでした。それでも強化クエストでクリティカル攻撃でも宝具の威力が伸びる「王勇」が追加されるようになり「王勇」の威力の凄まじさを感じています。これは最初の宝具威力を調節するわけです。十個以上の「王勇」を溜めたらどうなるのでしょう。どきどきします。


【ストーリーを改造するということ】
 ホワイトデーイベントで『シラノ・ド・ベルジュラック』を演じることになり、聖杯を顕現させるために劇を演じます。それでも手応えが生まれません。打開策として、四日目に「エンディングを改変するのはどうか?」という案が出てきます。
 今回はその「原作の改変(=二次創作)」について自分の考えを述べようかと、少し長いお話をします。

 イベントストーリーとしてはいまのところ、『シラノ・ド・ベルジュラック』の結末を変えるというのは大きな一手です。けれども、私は自分が作家でしたら、それをされることは嫌です。シェイクスピアさんとまさかの同意見になりました。
 今回の『シラノ・ド・ベルジュラック』の結末を変えるというのは、シェイクスピアさんでしたら『ロミオとジュリエット』で二人が無事に生きて結婚するという話になりますよね。喜ばしい展開だとしても、私という読者としては昇華しにくい感情が生まれ生ます。原作にある悲劇という旨味が取り除かれて安直になってしまうためです。
 かくいう私も二次創作をしています。原作ではありえないものを描いて満足しています。私が二次創作をするのはどうしてでしょう。されると嫌なのに、自分はするというのは身勝手ではないでしょうか。
 どうしてされたら嫌なのに、二次創作をするのかという問いに対する答えを述べます。
 精一杯の言い訳として、大切なのは原作への「リスペクト」だと考えました。敬意を払っていれば何をしても良いわけではありません。ただ、自分の気にいるように書き荒らすのではなく、「もしこうだったら」を願って加筆させていただく。その姿勢があるのとないのとでは大きく違います。たとえ、外から見たら同じことをしているとしても。自分の中では違う。創作においてその点は重要です。仕事はまた別になるとしても、私にとって趣味の創作は「自分のために」行うことであるためです。
 自分が完璧に望む世界を作るのでしたら、一から作ることが賢明です。ただ、作品の改変を行うのは、その作家が作った作品の「もしも」が読みたいためです。
 だから、私は二次創作を書かずにはいられないのです。

 原作の改変、つまり二次創作になることについて、FGOではシラノさんが「俺には結末を変えることはできなかった」という姿勢を見せてくれました。
 それだけで私は十分です。原作者の紡いだエンディングが絶対であることは覚えたまま、自分の改変、二次創作は泡沫として続けていきたいです。
 そのために他者の改変や二次創作も認められる度量があるとさらに良いです。


【つるいちのお話】
 普段はこぎみかを語ります。けれども、たまには違うものを。
 いまは無双をやり直してつるいちの絆会話が観たいのですよねこちらの二振りはどういった関係で描かれていたでしょう。いち兄が鶴さんのことを「鶴丸さん」と細君のように呼んでいた記憶しかありません。
 私の中でつるいちは、鶴さんがいち兄を掬い上げたいイメージです。不安定だけれども兄として粟田口の面々を大切にするいち兄が愛おしくて「自分には甘えたらいいのに」と唇を尖らせています。後ろからのしかかられるいち兄は「くすぐったいです」と満更でもなく笑います。
 鶴丸さんに、いち兄に不器用にもらいたいですね。

 様々なカップリングやキャラクターなどの二次創作が書きたいです。そういったこの頃。


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    Writer

    創ることが好きな人。
    こぎみかとリクサラを主に、世界を大切にしつつ愛し合うカップリングを推しています。

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