なるろぐ

今日はこういったことがありました。

No.620, No.619, No.618, No.617, No.616, No.615, No.6147件]

こぎみかの二振りは固定です、と今更書きます。
というよりも、みちのおくでこぎみかが固定になったというわけのわからない思考をしています。

こぎみか

 千年かけて在り続けて。
 散った命に執着を続ける。
 最も美しいと呼ばれる、天下五剣が一振り。
「そんな三日月宗近をよく口説き落とせましたね」
 言われた小狐丸は、はて、と言いたげな様子で首を傾げた。
「確かに。三日月は長命で、美しく、なにか特別な力を持っているようですが」
「ですが?」
「私にとっては他の刀と変わりません。一点を除けば」
 その一点は何かを聞いてみる。
 小狐丸はにこりと笑顔になる。
「あれは、私に恋した刀です」
 口説いたのではなく、口説かれたのだとのたまった。

こぎみか,掌小説